研修動画を外注したいのに、依頼したあと何がどう進むのかが見えなくて、動けずにいませんか?
この記事を読むと、依頼から納品までの5ステップと、あなたが用意するものがはっきりわかります。私はVYONDでの動画制作歴7年、これまでに1,000本以上を制作してきました。そのなかで研修・教育向けの動画を中心に手がけています。
研修動画の外注の流れは、たった5ステップ!
結論から言います。研修動画の外注は、次の5つで終わります。
| ステップ | やること | 主な担当 |
|---|---|---|
| ①ヒアリング | 目的・対象・トーンのすり合わせ | 依頼者+制作者 |
| ②原稿制作 | ベース資料の共有と原稿の仕上げ | (依頼者+)制作者 |
| ③AI音声制作 | ナレーション音声の生成 | 制作者 |
| ④アニメーション制作 | 映像の組み立て | 制作者 |
| ⑤初稿確認・修正 | チェックと修正、納品 | 依頼者+制作者 |
5分尺の動画1本なら、私の実作業は5~7日ほど。ただし確認や社内調整の時間が入るので、依頼から納品までは2〜3週間を見ておくと安全です。
そして、この5つは横並びではありません。仕上がりを決めるのは、圧倒的に①です。
ステップ①ヒアリング|ここで動画の半分が完成する
断言します!ヒアリングが終わった時点で、動画の半分は完成しています。
私がここで必ず聞くのは、主に以下の通りです。
- 誰に見せる動画か(新入社員/中途/全社員)
- 見終わったあと、その人にどうなってほしいか
- すでにある資料は何か(マニュアル・パワポ・対面研修の台本)
- 硬めがいいか、やわらかめがいいか
- どこで見るか(社内サーバー・スマホなど)
地味な質問に見えますよね。でも、ここを飛ばすと必ず起きることがあるんです。初稿を見た瞬間の「なんかイメージと違う」です。
実体験で言うと、私も駆け出しの頃はここを軽く扱っていました。原稿さえもらえれば作れる、と思っていたからです。結果、修正が5往復を超えて、依頼者も私も消耗しました…。悪いのは修正回数ではありません。最初にしっかりとすり合わせなかったことです。
だから今は、ここにいちばん時間をかけています。お互いが気持ちよく進めるための投資だと考えていますので、初回のヒアリングは1時間ほどお時間を頂戴させてください。ヒアリング前に社内で決めておくことは、研修動画を発注する前のチェックリスト15項目にまとめましたので、ぜひ事前にご確認ください。
ステップ②原稿制作・③AI音声制作|あなたが出すのは「ベース」だけでいい
②原稿制作|途中まででかまいません
原稿は、御社で用意していただいてもOKです。よくあるのは、ベースの原稿やパワポ資料を依頼者が出して、仕上げの原稿を私が書くパターン。この形がいちばん早く、いちばん精度が高い。
理由はシンプルです。社内の言葉や制度の正確さは、中の人にしかわかりません。一方で、その内容を映像のテンポに乗せるのは制作側の仕事。役割を分けるだけで、原稿づくりの負担は半分以下になります。
正直に書きます。制作が止まる原因の第1位は、この原稿待ちです。完璧な文章を用意しようとして、社内で何週間も寝てしまう。箇条書きのメモでかまいません。むしろ早く出してもらったほうが、私が形にできます。
③AI音声制作|人の声も選べます
ナレーションは、基本的にAI音声で作ります。読み間違いの修正も、原稿変更にともなう録り直しも、データ上で完結するのが強みですね。「多言語版への差し替えもしやすい」という特徴があります。
できないことも書いておきます。感情の機微、たとえば謝罪シーンの重さや、笑いの間の取り方は、まだ人間のナレーターにかないません。そこを大事にしたい動画なら、オプションで提携ナレーターに依頼できますので、遠慮なくご相談ください。
ステップ④アニメーション制作・⑤初稿確認|冒頭15秒で答え合わせをする
④アニメーション制作|全部作る前に、まず見せます
原稿と音声がそろえば、いよいよアニメーション制作です。ただ、いきなり全編は作りません。まず冒頭10〜15秒ができた時点で、ご確認いただきます。
これ、意外とやっていない会社が多いんです。理由は明確で、キャラクターの雰囲気やテロップの色、テンポ感といった「全体の空気」は、言葉で説明しても伝わらないから。15秒の映像を1本見てもらえば5秒で伝わります。
ここで軌道修正すれば、直すのは15秒分。全編できてからだと、5分まるごとやり直しとなるため、納品までのスピード感にかなりの差が出てきます。
⑤初稿確認・修正|修正は基本、無制限です
初稿をご確認いただき、必要なら修正作業に取りかかります。修正回数は基本的に無制限ですが、構成をゼロから組み直すような大幅な修正、そして納品完了後の修正は追加料金となりますので、ご了承ください。
この修正ラリーにとても時間がかかってしまうため、なるべく修正回数を減らせるように、
・ヒアリングでの打ち合わせ
・依頼者に冒頭の動画確認をしていただく
という工程を大切にしています。
依頼側がやることは、実質3つだけ
5ステップと聞くと大変そうですが、あなたの手が動くのはここだけです。
- ヒアリングに1時間ほど付き合う
- 手元にある資料を出す(未完成でOK)
- 初稿への意見を、社内でまとめてから返す
3つ目が地味に効きます。部署ごとにバラバラのタイミングで意見が届くと、直した先からまた戻る。社内の声を一度集めてから渡していただくだけで、納品までのスピードは目に見えて変わります。
外注そのものを迷われている段階でしたら、社内研修動画を外注するメリット・デメリットから読んでみてくださいね。
まとめ
- 研修動画の外注は、ヒアリング→原稿→AI音声→アニメーション→初稿確認の5ステップ
- 仕上がりの半分はヒアリングで決まる。ここを厚くすると修正が減る
- 原稿は完璧でなくていい。ベース資料を出して、仕上げは制作側に任せる
- ナレーションはAI音声が基本。感情表現を重視するなら人の声も選べる
- まず冒頭10〜15秒を確認。イメージ違いを最小のダメージで潰せる
- 修正は基本無制限。ただし大幅な修正と納品後の修正は追加料金
- 依頼側の作業は「ヒアリング・資料提供・意見の集約」の3つだけ
流れが見えない不安は、進め方を知らないことから来ています。中身がわかってしまえば、研修動画の外注は思っているより身軽です。
研修動画の制作をご検討中の方は、まずはお気軽にご相談ください。
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